2025 08 28

味わいも、健康も。進化した豚肉「氷室豚」の魅力

近年、「おいしさ」と「健康」を両立する食品が注目を集める中で、株式会社クリマが開発した「氷温熟成 氷室豚 14日熟成 特選」は、まさにその象徴とも言える存在だ。豚肉の旨味を最大限に引き出しながら、科学的根拠に基づいた健康効果も備えた、機能性表示食品としての“進化系食材”である。

氷室豚の最大の特徴は、「氷温熟成」という独自の技術にある。氷点下に近い0℃〜-5℃の環境、いわゆる“凍る一歩手前”の氷温域で14日間以上熟成させることで、肉に含まれる酵素が活性化し、たんぱく質が分解されてアミノ酸に変化。これにより、グルタミン酸やアラニンなどの旨味・甘味成分が増加し、豚肉とは思えない深いコクとまろやかな甘さが生まれる。

さらに、熟成の過程で脂肪の融点が下がることも見逃せない。一般的な豚脂の融点が約39.5℃であるのに対し、氷室豚では約35.1℃まで低下。これにより、口の中でとろけるような食感が実現し、脂のしつこさが感じにくくなる。実際、脂が苦手な人でも「これはおいしい」と感じるという声が多く寄せられている。

このような“味の革新”とともに、氷室豚は「機能性表示食品」としての健康効果にも注目が集まっている。豚肉では国内初となる「イミダゾールジペプチド(カルノシン・アンセリン)」の機能性(届出番号E433)に加えて、あらたに「オレイン酸」による機能性が登録された(届出番号J98)。

オレイン酸は一価不飽和脂肪酸で、悪玉コレステロール(LDL)を減少させる働きがあるとされる。しかも善玉(HDL)は維持されるため、動脈硬化や心疾患リスクの低減にも寄与する。氷温熟成によって、このオレイン酸の含有量は熟成前の1.5倍にまで増加することが確認されている。

一方、イミダゾールジペプチドは、疲労軽減や認知機能の維持に役立つとされる機能性ペプチドであり、鶏むね肉などに多く含まれる成分として知られている。氷室豚には100gあたり約600mgが含まれており、200gの摂取で中高年の記憶力維持が期待される水準に達する。

クリマの氷温熟成技術が、ただの豚肉を「機能性食品」へと昇華させている点は特筆に値する。また、クリマでは熟成から搬入・温度管理まで一貫した衛生体制を整え、従来の1/10にまで生菌数を抑える品質管理も徹底。その技術力の高さから、2025年には農林水産省大臣官房長賞も受賞している。

「氷室豚 14日熟成 特選」は、単なる“ごちそう”ではなく、体を気遣う人々にとっての“日々の選択肢”となる肉である。味と健康の両方を求める人に、ぜひ一度味わってほしい逸品だ。