2025 08 28

食べて整う、自然のちから。日本の伝統食材の魅力を伝える「かんてんぱぱ」

食品工業株式会社

食生活の多様化とともに、健康への関心が高まる現代において、“自然素材”の価値が見直されている。その代表格ともいえるのが、海藻から生まれた伝統食品「寒天」だ。
 そして、その寒天の可能性を最大限に引き出し、多彩な商品として家庭に届けてきたのが、伊那食品工業株式会社の「かんてんぱぱ」である。


寒天は、テングサやオゴノリなどの海藻を煮出し、凍結・乾燥して作られる植物性のゲル素材で、江戸時代から食用・保存食として親しまれてきた。ゼラチンと似た使用方法であるが、寒天には特有の特徴がある。まず、常温で固まり、再加熱しても崩れにくいため、保存性が高く、扱いやすい。また、無味無臭でさまざまな食材と相性がよく、料理やお菓子、飲料にまで応用できる。


そして特筆すべきは、その豊富な食物繊維含有量だ。寒天100g中には約80gもの食物繊維が含まれ、これは野菜の数十倍。特に“水溶性”と“不溶性”の双方の効果がある点が魅力である。不溶性食物繊維は腸のぜん動運動を促進し、便通を改善する働きがあり、水溶性食物繊維は血中コレステロールの低下や血糖値の上昇を抑える働きがある。つまり、寒天は腸内環境の改善、生活習慣病予防、美容・ダイエットなど、多方面で健康を支えてくれる食材なのだ。

こうした寒天の力を、手軽で美味しく、安全に家庭へ届けようと長年研究・商品開発を続けてきたのが「かんてんぱぱ」ブランドである。ゼリーの素や寒天スープ、寒天麺など、家庭で簡単に使える製品群を展開しており、素材の力を損なわず、美味しさと利便性を両立している。そのままスープやお味噌汁に加えたり、煮物のとろみとして用いたり、また粉末寒天はご飯に混ぜるとふっくらと炊き上がり、冷めてもおいしいと好評だ。日々の食生活に無理なく「食物繊維習慣」を取り入れたい方におすすめしたい。

長年にわたり、寒天という自然素材に誠実に向き合ってきた伊那食品工業。原料調達から製造工程に至るまで、徹底した品質管理と環境配慮がなされており、安心して利用できる。

食物繊維不足が問題視される現代において、寒天は、まさに現代人の健康的な食生活を支える日本の伝統食だ。自然由来で体にやさしく、継続しやすい寒天の力を、もっと多くの人に知ってもらいたいと思う。手軽に取り入れられる“おいしい健康習慣”として、寒天の魅力を再発見しよう。