2021 12 07

植物工場

薬草の薬効成分を高めて医療分野でも 

玉川大学

渡邊博之教授



玉川学園のブランド「夢菜(ゆめさい)」のロメインレタスには、ビタミンKが通常の約3~4倍含まれています。ビタミンKには、カルシウムの吸収を良くして骨を強くするという作用があります。



植物の機能性を上げるのに長けている技術なので、野菜の栄養価だけでなく、薬草の薬効成分を上げることにも活用できます。
ゲンノショウコの薬効成分ゲラニインも、LED照射によって2~3割ほど増やすことができます。また日々草の抗がん成分を、LEDのあて方によって効率よく増やすことも可能です。
他にも、いろいろな薬草の薬効成分を増やす技術が見つかっており、今後、いかに実用化し、事業化できるかということを検討する段階に来ています。