2021 12 07

植物工場

植物工場の取材・見学(玉川大学フューチャーサイテックラボ/サイテック ファームTNプロデュース)

玉川大学

渡邊博之教授

私たちの研究テーマは「植物と光」。
光半導体素子(発光ダイオードや半導体レーザー)を使った植物栽培です。
研究を始めた1992年当時のLEDは、植物にエネルギーを与えるような光源ではなかったのですが、1993年12月、ノーベル物理学賞を受賞した3人の日本の研究者・技術者による青色LEDの発明が、植物栽培の研究を飛躍的に前進させました。この驚異的な発明は、研究者にとってはまさに青天の霹靂でした。
青色は植物の生理に強い影響を与える重要な光で、これによって微妙な色の調整が可能になったのです。

現在、75億人を超える地球人口を支えるために、遺伝子組み換え技術を含む新しい食料供給の仕組みが必要になります。その一つとして、垂直農業のシステム作りも食料供給に貢献する重要な技術になるでしょう。