2022 03 30

宇宙での栽培をめざして 

玉川大学

渡邊博之教授



この研究は、NASAでLEDによる植物栽培研究が行われているという情報を知ったことから始まったのです。人類が宇宙に進出したときに役立つ研究でありたいという思いで、日々、取り組んでいます。



宇宙空間での野菜栽培の目途は立ちつつありますが、問題は炭水化物とタンパク質です。
炭水化物のメインになるのは、たぶんイモ類だろうと考えています。可食部が多く、廃棄するところが少ないからです。また、この水耕栽培によって種芋を作ることもできるので、既存の農業で有効利用できる可能性もあると考えています。



宇宙での植物栽培をめざして始まったLED研究ですが、最終的には月や火星での食料生産に向かって帰結すればいいなと願っています。