乾燥知らず！ぽかぽか温活で手に入れる、潤い美肌ケア

秋の養生は「肺」の潤いを保つこと

秋分が過ぎて急に冷えてきましたね。（また暑さも戻るでしょうが…）秋が深まると、冷えや乾燥が気になり始めます。中医学では、秋は「肺」の季節といわれています。肺は、気・呼吸を主る臓腑（器官のようなもの）で潤いを好み乾燥を嫌います。でもどうしても秋は乾燥しやすく、肺の呼吸機能を傷つけやすいのも事実。

肺は免疫系をはじめ、皮膚にまで関わってくる臓腑ため、しっかり養生すると健やかでお肌がつやつやぴかぴかの状態を保てるのです。

秋に肺を潤してあげることが、身体全体を健やかに保ってくれるポイントとなるので、ぜひ、日ごろ意識して乾燥から肺の潤いを守る食材を取り入れてみてくださいね。

「肺」の潤いを守る食材

お肌にハリや弾力が足りない、くすみが気になる、乾燥するといった悩みを感じている人は、肺に元気がないかもしれません。

え、肺が弱るとお肌にでるの？って意外ですよね。でもそうなんです。肺が元気になると心臓にも良い影響が生じ、身体全体の血流に影響してくるのです。お肌の潤いや栄養は血流を通じて全身に運ばれるため、元気の源の肺は大事な役割を担っているのですね。

お肌に上記のようなお悩みを感じたら、すぐに養生しないと！割と手に入りやすい食材が多いので、毎日の食事に取り入れてみてくださいね。肺を潤しながら身体を守る「気」も同時に補ってあげると元気いっぱいになるかも！

• 肺を潤す食材
  はちみつ、豆腐、梨、蓮根、大根、白きくらげ、百合根、杏仁、ふかひれ　など
  
• 気を補う食材
  きのこ類、山芋、さつまいも、じゃがいも、肉類、えび　など

身体を温めるのに必要なもの

中医学では気温が下がってくる秋は体を温め、乾燥から守る養生が大切とされています。乾燥から身を守る食材はわかったけど、身体の冷えに効くのは何でしょうか？

ここでまた意外なものを。実は抗酸化作用がありアンチエイジングにおすすめのポリフェノールが、体温維持に役立つことをご存知でしたか？ ある種類のポリフェノールは、寒い季節や冷房条件下においても体温を維持する作用があり、機能性表示成分として認知しています。アンチエイジングしながら身体もぽかぽかなら、免疫力もアップして元気でいられるなんて、最高ですね！

機能的なポリフェノール

特にエラグ酸を含むベリー類や、生姜、コーヒーなどが抹消血流に効果的なポリフェノールを多く含んでいます。これらは比較的簡単に食事に取り入れられそうですね。

抹消血流が良くなれば、お肌も身体も健やかな状態をキープできそう！

この秋は、中医学的な養生を意識して、①肺を潤す　②体温を維持　でつやつやぴかぴかな日々を過ごしてみてはいかがでしょうか。