2025 07 24

夏の疲れ、大人女性のための整えレシピ帖〜食べ方と暮らし方の小さな工夫〜

今年の夏も、本当に暑いですね。皆さま、体調にお変わりありませんか?

朝からムッとした空気に包まれて、気づけば冷たい飲み物やエアコンに頼りっぱなし…。
そんな日が続くと、体がだるくなったり、食欲が落ちたりと、調子がいまいち…なんてことも。

「この暑さじゃ仕方ないよね」と、ついあきらめたくなりますが、実は、食事の工夫で体はちゃんと元気を取り戻せるんです! 毎日を少しでもラクに、気持ちよく過ごすために、夏にうれしい食べ方や栄養のとり方、そして暮らしのちょっとした工夫を、一緒に見ていきましょう。

そもそも「夏バテ」って?

なんとなく体が重い、やる気が出ない、夜は寝苦しいし、朝もスッキリ起きられない…。
そんな「なんとなく不調」が重なってくるのが、いわゆる“夏バテ”。

暑さで自律神経が乱れたり、水分や栄養が足りなかったり、冷房で体が冷えすぎたり。
実は、日々の生活の積み重ねが夏バテの原因になっていることって、意外と多いんです。

とくに女性は冷えやすかったり、ホルモンの影響で疲れやすかったりするので、夏は特にケアが大事な季節なんです。

まずはここから。夏バテを防ぐ食べ方のコツ

夏になると、冷たいそうめんやアイス、キンキンに冷えた飲み物ばかりになりがちですよね。
でも、冷たいもののとりすぎは、胃腸が冷えて働きが鈍ってしまう原因に。

そんなときは、温かいお味噌汁や常温のお茶をプラスしてみて。
内臓が温まるだけで、体のだるさがぐっとラクにります。

それから、「食欲ないから…」と食事を抜いてしまうのも要注意。
おにぎりとお味噌汁だけでもいいので、軽くでも何か口にすることを意識してみましょう。

そして忘れちゃいけないのが、疲労回復や体力維持効果のあるタンパク質。
鶏むね肉、卵、豆腐、納豆…さっぱりしていて調理もしやすいものを、毎日のごはんにうまく取り入れてみてくださいね。

夏にこそとりたい栄養素はこれ!

食べものからきちんと栄養を摂ると、思っている以上にパワーが出るんです。
特にこの時期に意識したい栄養素はこちら!

ビタミンB群

疲れにくい体をつくってくれる大事な存在。食べたものをエネルギーに変えてくれます。
→ 豚肉、卵、納豆、枝豆、玄米など

ビタミンC

紫外線を浴びたお肌のケアにも◎。免疫力もサポートしてくれます。
→ キウイ、パプリカ、レモン、ブロッコリーなど

カリウム

むくみやだるさの原因になる余分な水分・塩分を体の外へ。
→ トマト、スイカ、きゅうり、バナナなど

クエン酸

体にたまった疲れをスッキリ流してくれる、夏の救世主!
→ 梅干し、酢、柑橘類、黒酢ドリンクなど

さっと作れる、夏バテ対策ごはん3選

暑くてキッチンに立つのもおっくう…。そんな日もありますよね。
そんなときは、火をあまり使わずに作れる、こんなメニューをどうぞ。

 梅しそサラダうどん

冷たいうどんに、梅干し・しそ・みょうが・ツナをのせて、めんつゆを回しかけるだけ。
クエン酸&タンパク質をおいしく摂れて、食欲がない日にも◎。

豚しゃぶと夏野菜のさっぱり和え

しゃぶしゃぶした豚肉に、トマト・きゅうり・オクラを添えて、ポン酢+ごま油で仕上げます。
ビタミンもカリウムも、これ一皿でバランスよく。

フルーツヨーグルトボウル

キウイ、バナナ、ブルーベリーなどのフルーツを無糖ヨーグルトにのせるだけ。
朝ごはんやおやつにもぴったりで、ビタミン&乳酸菌もとれちゃいます。

食べるだけじゃない。暮らしの中でもできる夏バテ対策

食事と一緒に、日々の過ごし方もちょっとだけ見直してみませんか?

夜は寝苦しくてよく眠れない…そんなときは、ぬるめのお風呂にゆっくり入るのがおすすめ。体温を一度上げてから下げることで、自然な眠気を誘います。

冷房は冷えすぎないように調節して、ストールや羽織りも上手に使ってみてくださいね。

そして、水分補給は喉が渇く前にこまめに。できれば常温のお水や白湯を。冷たいものばかり飲んでいると、内臓が冷えて疲れやすくなっちゃうこともあるので注意です。

あとは、軽く体を動かすのも忘れずに。ストレッチやちょこっとウォーキングでもOK。体がほぐれると気分もスッキリしますよ。

最後に:がんばりすぎない、夏の元気のつくり方

暑さに負けそうなとき、がんばりすぎなくていいんです。
むしろ、「ちゃんと食べる」「休む」「整える」――そんな小さなことの積み重ねこそが、元気のもと。

この夏は、自分の体にやさしくしながら、食事と暮らしを味方に乗り切っていきましょう。
きっと、今よりちょっと軽やかな毎日が待っています。