2023 07 07

苦くないやわらかいケール!生でも美味しいアレンジ自在なソフトケール

株式会社增田採種場

增田 秀美


静岡県磐田市にある増田採種場はアブラナ科野菜専門の種苗メーカーとして98年の歴史を持つ。アブラナ科野菜はブロッコリーやキャベツ、カリフラワーなどが知られるが、ケールもその一つ。とくにケールでは農林水産省の品種登録1号を取得しており、日本におけるケールの品種開発で草分けといえる会社だ。1号の「ジューシーグリーン」を始め、ケールとキャベツを掛け合わせ、1990年に開発した「プチヴェール」など、これまで8つの品種を登録するなど積極的に新品種の開発を進めている。機能性表示食品制度の活用では、ソフトケール(カーボロネロ)を原料に、日本で初めて生鮮葉物野菜で機能性表示食品として受理された。


ソフトケールは、一般的なケールに比べ柔らかく、子どもから大人まで幅広い層に食べやすい食味が特徴。農薬や肥料をほとんど使わず、除草剤不使用のため手間はかかるが、一番のメリットは、周年栽培できるため、通年で食味を楽しめることだという。これを使った生鮮葉物野菜や青汁で機能性表示食品が複数品受理されている。

ソフトケールに含まれているGABA(ギャバ)で「血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています」という表示を行っているが、「アミノ酸の一種であるGABAは、成分の含有量により、表示できる機能が変化するのです」と専務取締役の増田秀美さんは話す。受理された機能性表示食品は、摂取目安量100g中に12.3mgのGABAが含まれ、血圧ケアの表示を行っているが、これが28mgであれば「ストレスの緩和」、100mgでは「睡眠」に関する機能を表示することができるという。「天然の野菜が持っているそのものの力の中にGABAがあり、そのほかの栄養価も生鮮野菜から摂れることがメリット」(増田氏)なのだという。

ほかにルテインという成分も含まれ、これを機能性関与成分として、「ブルーライトなどの光の刺激から目を守り、ぼやけ、かすみを軽減し、くっきり見る力を改善する」といった表示も行っている。一般的なキャベツより葉の色が濃く、暗い緑色をしているため、別名「黒キャベツ」とも呼ばれるソフトケールだが、もともとの原産地はイタリア。「スマホが普及し、暗い室内でゲームをする子供たちのために、こうした野菜を取り入れたり、パソコンによる目のかすみを軽減できます」(増田氏)という。

ソフトケールは、サラダとして生で摂ることもできるが、葉は細長く縮れ、ゴワゴワした食感のためほうれん草のようにお浸しにしたり、味噌汁、炒めもの、ハンバーグや餃子の具として使うことも提案している。おすすめは煮込むことだが、GABAは水溶性のため、茹でることで機能を発揮する成分が水に流れだしてしまう。パッケージには裏面にチップスや煮込みスープなどのレシピも掲載している。加工食品として販売する「旬搾り青汁GABAケール」は、1日4g。1~2袋で12.3mgのGABAを摂ることができるという。ソフトケールは夏場に苦味が増すが、旬の時期は甘く、葉や軸もパウダー化することでスイーツにも使うことができるという。

商品は、機能性表示食品以外のものも含め、ソフトケールを使った餃子や、グラノーラ、生鮮野菜を、自社で運営する通販サイト「マスダケール」で販売している。「ケールは世界中で栽培され、どんな土地、環境下でも生き延びようとする力がある。人が正しく生産したものをしっかり食べることは、人間にとってもよいと思います。それを食べやすく、使いやすいようにしていくために品種開発を行っていくことが私たちの立場と考えています」と増田氏は話す。



■株式会社増田採種場■

https://www.masudaseed.co.jp/


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「ソフトケールGABA」

機能性関与成分名:GABA

GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。